’04.8.10 葛布織り とーくワークショップ

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昔から伝わり、すぐれた特性をもつ、静岡の大井川葛布を、多くの人に紹介していらっしゃる織元の村井龍彦さんをとーくにお迎えして講習会がありました。

今日は「葛布でコースターを作りましょう」と題して、
簡単な機(はた)織り機を自分でつくり、布を織りました。

「機(はた)とは木に糸をかけ、人が織ると書きます。」

「機の糸そうこうが作れたら、
どのようなものを使っても機が作れますよ。」と村井さんはおっしゃいます。

板そうこうを立てると、一本おきに縦糸が持ちあがり、間に横糸をくぐらせます

板そうこうを寝かせ、代わりに糸そうこうをもちあげると、さっきとは違うタテ糸が
一本おきに、持ちあがり下にヨコ糸をくぐらせることができます。

このいとそうこうのしくみで交互に糸がもちあがるのが分かります。

このしくみを実際に、ベニヤ板と、割り箸といった身近な材料で、
ご指導のもとに作りますと、シンプルな機織りが出来ました。
「綜絖(そうこう)とは漢字で書くと、どちらも糸ヘンがついていますよ。」と黒板に漢字を書く、村井さん。

その間、集まった生徒さん達は夢中で横糸を通し、十センチほどの、裂き織りのコースターを作り上げています。

必要な糸そうこうのしくみを使い、あとはシンプルな機織りが出来たのも、感動しましたが、黙々と織り上げる作業も楽しいものです。

 

葛布の帯を締めた、村井先生の立ち姿が、とてもさまになっているので、生徒さんから、素敵ですねなどと声をかけられた、村井さんは
藍染めの服などは、着ていて体に負担をかけませんよ。などと受け答えをされていましたが、
その話題から発展して、つぎのようなお話を聞くことができました。

「薬などの成分が、体内に取りこまれるのは、皮膚を通す経皮(けいひ)吸収がとても早いといわれています。できるだけ、天然の素材を使った物を着ているほうがよいのですよ。

「アトピーなどは食べるものに気をつけても、科学繊維の成分を衣服から直接
とりこんでいるのが原因になりそうだという気がします。
藍染めの服を着ていると、虫除けになるなど、染料には意味があるんです。」

「内服薬は、なぜ、服という言葉がついていますか?
もともと、薬の成分で染めた服を着て、経皮吸収によって体に作用していた薬を
飲むという形で体内に直接取り入れるという意味で、
薬はまず、皮膚からとりいれていたという証拠ですよ。」

「肌に触れるものは、本当に気をつけています。」
と和やかに話を結んだ、村井さんでした。
葛布などの天然素材のよさが、あらためて分かりますね。

 

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